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IPMI と IPMITOOL の設定・使用方法

環境

製品 バージョン
DCA v1 と v2

目的

Intelligent Platform Management Interface(IPMI)は、外部からのコンピューターシステム管理やそれらに対する操作の監視のためにシステム管理者によって使用される標準コンピューターシステムインターフェースである。外部からの管理という観点では、機器の保守のための独自管理チャンネルの使用を伴う LOM(Lights-Out Management)も言及される。

機器のリモート管理にはいくつかの選択肢が存在する。中には、各ベンダー固有のサーバー管理技術があげられる。HP 社の Integrated Lights-out や iLO、Dell 社の Remote Access Controller や DRAC、IBM 社の Remote Supervisor Adapter(RSA)といったものである。ここに列挙したモジュールは、ベンダー固有で独自のものである。他方、IPMI はベンダー非依存かつ、クロスプラットフォーム対応がされており、Linux ディストリビューションに含まれている。IPMI の機能は、IPMItool 経由でアクセス可能である。IPMItool はコマンドラインツールであり、IPMI 対応機器を管理するために使用される。IPMItool は、オペレーティングシステムから独立して、システムのハードウェアコンポーネントの管理や、システムの稼働状態監視を行う一助となる。

手順

以下のコマンドを用いて、yum 経由で IPMI と IPMItool をインストールすることができる。

[root@anm ~]# yum install OpenIPMI OpenIPMI-tools

サーバー起動時に IPMI サービスを起動するように設定されていることを確認する。

[root@anm ~]# chkconfig ipmi on 
[root@anm ~]# service ipmi start

以下、日々のオペレーションに使用可能ないくつかの IPMItool コマンドを紹介する。

1. IPMItool の man と help info

ipmitool help 
man ipmitool

2. ファームウェアバージョンの確認

ipmitool mc info

3. 管理コントローラーのリセット

ipmitool mc reset [ warm | cold ]

4. 現場交換可能ユニットの詳細確認

ipmitool fru print

5. センサー出力の表示

ipmitool sdr list 
ipmitool sdr type list
ipmitool sdr type Temperature
ipmitool sdr type Fan
ipmitool sdr type ‘Power Supply’

6. 筐体操作コマンド

ipmitool chassis status ipmitool chassis identify [] # フロントパネルの識別ライト点灯(デフォルトは 15 秒)
ipmitool [chassis] power soft # acpi 経由でソフトウエアレベルのシャットダウン実行
ipmitool [chassis] power cycle # ハードウェアレベルの電源オフ、1 秒待って電源オンを実行
ipmitool [chassis] power off # ハードウェアレベルの電源オフを実行
ipmitool [chassis] power on # ハードウェアレベルの電源オンを実行
ipmitool [chassis] power reset # ハードウェアレベルのリセットを実行

7. 次回再起動時のブートデバイスの変更

ipmitool chassis bootdev pxe 
ipmitool chassis bootdev cdrom
ipmitool chassis bootdev bios

8. ログ操作

ipmitool sel info 
ipmitool sel list
ipmitool sel elist # extended list 表示(man ページを参照)
ipmitool sel clear

9. リモートアクセスのため、iLO や DRAC といったカード上でブート時に、あるいは IPMItool 経由でオペレーティングシステム上で、ユーザーとネットワークの設定を行う必要がある。

以下、デフォルトユーザー(ユーザー ID は '2')のパスワードの出力、リセットを行う例である。

ipmitool user list 1 
ipmitool user set password 2

10. LAN 設定内容の表示・設定

ipmitool lan print 1
ipmitool lan set 1 ipsrc [ static | dhcp ] 
ipmitool lan set 1 ipaddr {YOUR DESIRED IP}
ipmitool lan set 1 netmask {YOUR NETMASK}
ipmitool lan set 1 defgw ipaddr 10.0.1.1

LAN 設定を変更した後は、IPMItool の 'lan' インターフェースを用いてリモートからの接続が可能となる。

以下、例を示す。

[root@anm ~]# ipmitool -I lan -U root -H {YOUR DESIRED IP} chassis status

11. BMC ハング時の再起動

ipmitool bmc reset cold

12. システム稼働状態の変更

ipmitool -H <ip> -U <user> chassis power <status|on|off|cycle|reset>

13. デバッグ情報取得

ipmitool lan print
ipmitool -H <ip> -U <user> shell # impitool シェルの起動。'help' 入力でコマンド一覧出力
ipmitool -H <ip> -U <user> sel list # システムイベントログの出力
ipmitool -H <ip> -U <user> sdr # センサーデータの列挙

14. SOL コンソールの取得

modprobe lanplus # まだロードされていない場合に実行
ipmitool -H <IP> -U <user> -I lanplus sol activate

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